馬券検討において柔軟性を欠くというか意地を張ると駄目ですね。
ラッキーライラックが来たら仕方がないと記しましたが、敢えて捨てた2頭のワン・ツーという恐れていた結果となりました。
今年のエリザベス女王杯、人気は4頭に集中しました。
4頭のうちオークスのラヴズオンリーユー、府中牝馬Sのスカーレットカラーはいずれも私の本命で期待通りの走りでした。クロノジェネシスも秋華賞でお世話になりました。
なので、エリザベスでは本命は3頭と私の頭の中でコンクリートされました。
一旦固まると修正が出来ないのです。
残る1頭ラッキーライラックの取捨です。
人気の3頭本命にラッキーを加えることは配当面からも出来ませんでした。
この馬は早熟で末脚が甘い、現にスカーレットカラーにあっさり交されたなどと軽視、
ラッキーに否定的な記事を読んでは納得するようにしました。
しかし枠順発表でラッキーが1枠2番を引いたと知った時は嫌な予感がしました。スミヨンのことだからインを最大限に利用した騎乗をすると。
実際、直線も最内をスルスルと伸びて来たではないですか。しかも末脚が甘いどころか
他を圧倒する32秒8の鬼脚じゃないですか。
いかに道中インで溜める乗り方をしていたのかの証明です。
クロコスミアについてはどのメディアも2年連続2着のデータにスポットを当てていました。単勝は売れなくても馬券には押さえておかなくてはとの認識は周知されていました。
もう穴馬以上の存在になっていました。
皆が買うのだったら外そうと考えました。6歳ですし、今年は昨年よりメンバーもハイだからと理由をつけました。
枠も3枠6番と先行馬には絶好枠です。
しかも出馬表を見ると、今年は前でなくてはという馬がほぼいないのです。
クロコスミアにとっては楽に前にいけるメンバー構成です。
後続を大きく離して逃げたクロコスミアの1,000mの通過タイムが62秒7と表示された時に私の敗北は決定的になりました。
良馬場のG1レースでこの超超スローです。後方の馬には出番がありません。
クロコスミアは2着に残り、ポッカリ開いたインを突いたラッキーライラックがスミヨンに導かれるように復活しました。
3着のラヴズオンリーユーは後方ではなく、2番手に付けたことは間違ってなかったのですが、オークスのような末脚は発揮出来ませんでした。上がりタイムがラッキーよりも1秒も下回りました。
クロノジェネシスは秋華賞の疲れが残っていたのでしょうか。オークスでも最後は伸び負けしたように2000を超えると末脚が鈍るようです。
スカーレットカラーは前走から14キロのプラス体重が影響しましたね。そして距離延長には対応出来ませんでした。
今回は負けるべくして負けました。
毎回、毎回失敗を重ねてG1シリーズは過ぎていきます。