馬の前に、馬

馬券下手が競馬をすれば、いかに負けるかを実証

無念!森騎手 雨馬場に沈む

 新潟記念は初タイトルを期待したマジェスティハーツと森一馬騎手にとって、恨めしの雨空を仰ぐ結果となりました。
日曜日の朝、京都市の自宅の窓越しに降り続く雨を見ながら、嫌な予感はありました。
新潟も雨が必至の天気予報です。
マジェスティの持ち味であるラストの切れが雨馬場で封印されてしまうのではという予感です。
それでもマジェスティは、ここ2走連続の重賞2着の成績から2番人気と支持を集めていました。
不安を抱きながら、私もマジェスティの単勝馬連総流し、三連単頭固定と馬券を購入しました。
「不安を一掃する何かが起こるのでは」とレースを待ちました。
スタートは思いのほか良く、いつもより前に出ていきます。森騎手は重い馬場を考慮したのでしょうか?4番手辺りをキープして4コーナーに向かいます。この時、私の頭の中では、この馬場ならこのポジションは正解だという期待と、こういう位置では直線伸びないのではという心配が交錯していました。直線に入ると答えはすぐに出ました。
自慢の差し脚は全く使えず、下がっていく姿は見るのも辛いものでした。10着。森騎手にはあまりにも厳しすぎる結果となりました。
前走で記録した後半32秒4の脚でしたが、この日は35秒1もかかっていました。
「良馬場だったら」と私の口から出るのは、ため息ばかりでした。
 新潟記念を制したのはデムーロ騎手のパッションダンスでした。直線で後続を離したマイネルミラノをゴール寸前でアタマ差かわしました。
デムーロ騎手は道中インでスタミナを温存し、直線は馬場の悪いインからアウトに進路を切りかえる芸術的な騎乗でした。
豪腕に加えてテクニック、さすがデムーロです。
巧すぎますね。
さてマジェスティハーツ、今後も森一馬騎手とのコンビでタイトルの夢を追いかけてほしいと強く願っています。次こそ良馬場で!