馬の前に、馬

馬券下手が競馬をすれば、いかに負けるかを実証

ようやく目覚めた グランデッツア

ここで走らなかったら、もう復活は無理かも知れないと思われるほどの状況に置かれていました。
重賞で人気はすれど負け続ける姿に、もう見離したファンも多かったのではないでしょうか。
それでも「この馬の実力はこんなものではない。今回こそは」と短冊に願いを込めたファンの期待にようやく応えることが出来ました。
福島競馬場で行われた七夕賞で、グランデッツアが3年4ヵ月ぶりに3度目の重賞を飾りました。
グランデッツアの名を高めたのが、2012年3月のスプリングステークスでした。
岩田騎乗の後のダービー馬、ディープブリランテをゴール手前であっという間に差しきりました。鞍上はデムーロでした。今のグランデッツアとは違って、惚れ惚れする切れ味でした。
その落ち着いたレースぶりは堂々と大人びており、ダイワスカーレットに続く父アグネスタキオンの傑作と評されましたよね。それが証拠に皐月賞は1番人気に支持されました。
しかし結果は5着、ダービーも10着に終わりました。そして脚の故障で1年半もの長期離脱を余儀なくされました。
昨年5月、都大路ステークスの勝利で復活の手応えをつかんだかと思われましたが、安田記念は11着、函館記念にいたっては1番人気で10着、直線でズルズル下がるグランデッツアには目を覆いたくなるほどでした。
その後もマイルチャンピオンシップこそ3着と好走しましたが、今年に入って、京都金杯で又もや1番人気で5着、鳴尾記念でも5着と歯がゆいレースが続きました。
今回の七夕賞は前を行くトウケイヘイローやメイショウナルトの4,5番手を進み、直線に向くと早々と先頭に立って後続を寄せ付けない完勝でした。
記事によりますと川田騎手もゴール前では余裕があったと話しています、
「このままでは終わらせない」という平田厩舎のスタッフの執念が実りました。
秋のG1 戦線 乞うご期待!ですね。

三連単100万超えと大荒れとなった七夕賞
私はというと、グランデッツアに対して強気で攻めることができず、毎回買っている単勝馬券を、今回に限って買えなかったのを後悔するばかりです。