単勝オッズ2,5倍の数字が示す通り、今回はデムーロのスワーヴリチャードというムードがルメールのレイデオロを少し上回っていました。根拠はやはり大阪杯の大外まくり、3角からゴールまで押し切るという並外れたレースぶりだったと思います。私もそれに傾いてしまいました。それとルメールの神がかりもそろそろ終わるんじゃないかと。
スワーヴで勝負したものの、実は心に引っかかるものがありました。宝塚ではなく安田を使ったことです。安田の3着については、スワーヴ推奨のコラムなどでもマイル適性の違いで気にしなくてもいいとの分析がほとんどでした。むしろスピードでも遜色なかったと前向きにとらえるものもありました。
しかし私の中ではあれは選択を誤ったのではないかと、秋に影響するのではという思いがずっと残っていたのです。
それでも今回はスワーヴで勝負しました。まあ杞憂に終わるやろ、心の中の不安を隅っこへ押しやりました。
スワーヴの天皇賞・秋はゲートが開いて1秒で終わってしまいました。横の馬とぶつかって挟まるように出遅れてしまいました。デムーロも何もできないほどの致命的なものだったようです。デムーロ自身もレース後「スタートで終わった」と語っています。
馬券がパアになったレースを2分近くゴールまで見届けなければならないほど辛いものはありません。
スワーヴとは対称的にレイデオロは直線、ルメールのゴーに応えて余裕で差し切りました。
ルメールは3週連続のG1勝ち、先週に書いた通り、神様、仏様、ルメール様!でした。
今回のスタートのアクシデントと安田記念を使ったことは関係はありません。
が、勝負事はちょっとしたことで流れやツキが変わるものです。
やっぱりなあ、、。