馬の前に、馬

馬券下手が競馬をすれば、いかに負けるかを実証

宝塚記念 軸パフォーマプロミス 消去法に賭けてみる! 悩ましいのは相手がさっぱり見えない・・

 強豪コロンビアを撃破して盛り上がっているワールドカップの陰に隠れたような宝塚記念です。スワーヴリチャード、レイデオロアルアインシュヴァルグランらの顔はなく、ファン投票が空しい"ドリームレース"となりました。これほどワクワク感のない宝塚記念はかつてありません。
 まあ大阪杯がG1に昇格した時に予想された事態なんですが。

 嘆いてばかりいても詮無い話です。確たる軸馬の不在で予想は難解を極め、馬券的には面白くなりました。

 それにしても軸にしたくない馬だらけです。1人気が予想されるサトノダイヤモンドの取捨が悩みどころとする記事が多かったのですが、個人的にはもう復活は無理だろうと早々に結論を出しています。

 もう一頭のサトノクラウンについてもジャパンC以降の内容から全く信頼できません。

 キセキも同様です。今回、最も難しく思うのがヴィプロスの扱いです。海外帰りは不要と言うのが私のスタンスですが、メディアで仕上がりの良さが伝えられている点と近5年連続して計6頭の牝馬が3着以内に入っていることです。

 軸を決める方法に消去法というのがあります。私の場合、この消去法を使うことはまずないのですが、今回はこのやり方で軸馬を決めました。
 文句なしで選択したのがG1初挑戦のパフォーマプロミスです。

 この馬、他馬を上回る強烈な個性というのは特に持ち合わせていませんが、唯一の売りが安定感です。去年3月の1000万勝ちから1600万を4戦、重賞を2戦、目下7戦連続して3着以内に来ています。
 デビューが3歳の秋と遅く、6歳なのにまだ13戦と少なく成長力も残されていると思っています。強い!と感じる走りはまだ見ていませんが、1着が6回で常に馬券内を賑わしてくれるのはファンにとって有り難い存在です。

 このレースと相性のいいステイゴールド産駒、調教師リーディングを独走中の藤原英昭厩舎所属です。さらに藤原厩舎のエポカドーロで皐月賞1着、ダービー2着と大活躍の戸崎が鞍上ですから、今年前半を締めくくるにふさわしいコンビです。

 軸は決まりました。問題は相手です。上位人気馬が万全とは言い難く、中位、下位人気の馬にもチャンスがあるように思えて仕方ありません。

 冒頭でワクワク感のないドリームレースと書きましたが、馬券的にはワクワクしてきました。
 本番まであと2日、馬柱を睨んであれやこれや考えてみます。