馬の前に、馬

馬券下手が競馬をすれば、いかに負けるかを実証

なんて奴だ!デムーロは  

 エリザベス女王杯もまたM・デムーロにしてやられました。
 G1に滅法強いデムーロに少し触れてみました。

 M・デムーロ騎乗の5人気3歳のモズカッチャンは粘るクロコスミアをゴール寸前にとらえG1三度目の挑戦で栄冠に輝きました。それにしてもルメールが追うと信じられないほど伸びますね、毎度毎度。
 2着のクロコスミアの鞍上はオークスでモズカッチャンの手綱をとった和田でした。
 
 騎乗替わりの悔しさをローズSでは8人気のラビットランで優勝、今回も9人気のクロコスミアでクビ差及ばずも和田の健闘ぶりも称賛に値します。

 我が本命のミッキークイーンも直線ただ1頭大外から伸びてきましたが、僅かに届かずの3着でした。左前の靭帯の痛みによるぶっつけ本番が不安視されてましたが、さすがの走りでした。
 ミッキーは頑張ってくれたのに3連複も外しました、、。情けない予想で日曜の夜は風がことさら身にしみました。辛いのう。
 断然人気のヴィブロスは外枠と距離に泣いたようです。
 ルージュバックはムーアが乗っても全く見せ場すらありませんでした。これも外枠なのか、牝馬相手が敗因なのか。

 さて標題のデムーロの話に戻ります。
 M・デムーロは今年のG1勝ちがこれで5回、重賞は16勝目となりました。
 とりわけG1レースは滅法強いですね。
 オークスからこれで9戦連続して3着以内を続けでいます。
 余談ですか、複勝を買い続けていたら、1,000円が150万円以上になるとか。

 デムーロルメールがJRAに来てから競馬を取り巻く風景もすっかり変わりました。
 目下、166勝で騎手リーディングのトップを走るルメールは連対率が0,402 3着以内が0,534
151勝のデムーロは連対率0,410 3着以内0,529
どちらも2回に1回以上は馬券に絡むということになります。

 安定感はルメールというイメージを持っていましたが2人の数字はほ並んでいますね。

 エリザベス女王杯を制したM・デムーロですが、この土日の成績は興味深いものがあります。

 土曜日の着順は
  2R 2着(1人)
  3R 3着(1人)
  4R 6着(2人)
  5R 12着(1人)
  6R 5着(1人)
  7R 2着(2人)
  9R 9着(4人)
  10R 6着(1人)
  11R 中止(2人)
  12R 除外
 日曜日
  4R 7着(2人)
  9R 10着(2人)
  11R 1着(5人)エリザベス女王杯
  12R 7着(5人)

   
 ご覧のようにM・デムーロはこの土日は乗れてないというより、彼にしては最悪に近いものでした。
1人気が5頭、2人気も5頭いましたが1つも勝てませんでした。2日間で勝利は一つだけ、それがG1エリザベス女王杯。これこそデムーロの真骨頂なんですよね。G1になると神がかり的な騎乗になるのです。
 
 2日間の敗戦の中には大外を回して失速するレースもありました。今年のエリザベスは外は伸びないというのを彼は十二分に掌握したでしょう。今回の有力馬は揃って差し馬です。負けたレースからモズカッチャン勝利へのポイントもはっきり浮かんできたことでしょう。
幸い内枠です。先行馬クロコスミアの後ろのインのポジション取りに集中したはずです。この位置さえ確保出来れば脚がたまって勝負になると。

 
 G1をこれまでに勝ちまくっているデムーロですが、デビューからG級、大物と言われて乗り続けた馬が思い浮かびません。ドゥラメンテサトノクラウンも途中からの騎乗でしたしね。
 今回のモズカッチャンもしかりです。
 
 サトノダイヤモンドメジャーエンブレムソウルスターリングレイデオロなどのルメールとは対象的です。

 このブログでは「なんて奴だ!デムーロは」と何度書いたことでしょうか。
 今年はこれで打ち止めにしてください。
 私の馬券、どれほどデムーロにやられたか。
 
  最後にもう一度
   なんて奴だ!デムーロは・・