若駒たちの出世レース、外回りの1600m で行われる新潟2歳ステークスG 3です。
今年は、ハープスターやロードクエストのような主役は不在で、どの馬にも勝つチャンスはあるというのが戦前の見方です。
このレースについては、週始めから一人の若手騎手を応援すると決めていました。
目下売り出し中の関東のホープ、3年目の石川裕紀人騎手です。
8月27日現在で34勝、全国リーディングで19位と順調に勝ち星を伸ばしています。
デムーロ騎手やルメール騎手からも高い評価を受けているだけあって、重賞やメインでも騎乗機会が増えている売れっ子騎手です。
こちらも若々しいレースぶりに好感を抱いており、石川騎手の初重賞勝ちの馬券は逃してはならないと思っています。
今回、石川騎手が乗るのはサンライズソアです。
デムーロ騎手が札幌のワールドオールスターJ参戦で乗り替わりとなったようです。チャンスです。
4、5番人気ぐらいかなと予想していたんですが、土曜の午後からずうっと1番人気のままじゃないですか。(最終的には変わると思いますが)
オッズ的にはもう少しおとなしくして欲しかったのですが、支持されているのは石川騎手へのエールと思うことにしました。
新潟2歳S というと、2013年のハープスターや昨年のロードクエストの衝撃的なレースから強烈な差し脚のイメージがありますが、サンライズソアは後方待機の馬ではありません。
デビューは同じ新潟のマイル戦、スタートするやすっと前に出て2番手で折り合います。直線に入るとインから早々と先頭に立ち、並ばれそうになると加速して追撃を封じました。
着差の4分の3馬身差が物足りないという声もありますが、新潟の長い直線を押しきるのは並大抵ではありません。
テン良し、中良し、終い良しの走りにはデムーロ騎手も満足げだったと伝わっています。
サンライズソアのお母さんのお母さんはかつて短距離からマイルまで活躍したビハインドザマスクというのも懐かしいですね。
管理しているのが河内厩舎、重賞で注目されるのは久々ではないでしょうか。違っていたらすいません。
今回はサンライズソアしか見ていません。他馬との比較分析もしていませんので、予想と言えるものではありません。馬券種でいうと頑張れ馬券です。
馬も出世レースなら、騎手も出世レースです。
(追記)
初重賞勝ちという点では、同じ枠に入ったルーキー木幡巧騎手のアピールバイオも気になっています。福島の1800m とはいえ、逃げて最速上がりの8馬身差ですからね。
今回は若手の初重賞勝ちをテーマに観戦します。