「こんなに弱い馬ではない」と、こちらが強がっても、結果を見ればなにをか言わんやです。
太宰騎手と人馬一体となって帝王賞を狙えるところまで来たはずでした。
日刊スポーツ(関西)の本紙本命もアスカノロマンでした。かなりの人気にもなっていました。
水曜日、レース当日の大井競馬場は道悪で、1番枠というのが少し気がかりでしたが、まあ杞憂に終わるだろうと思っていました。
しかし、レースでは早々とジ・エンドとなりました。アスカノロマンは2番手を進んで、先頭に立とうとした4コーナーの手前で、後ろからコパノリッキーにさっと前に出られました。そのとたんにもう手応えも怪しくなって、ズルズルと下がっていくだけです。
武豊騎手のコパノリッキーは独走でゴール、アスカノはまさかの6着です。ショックは余りにも大きく、さっぱり敗因が分かりません。
同じ日、現役最強馬のドゥラメンテが宝塚記念での故障による電撃引退のニユースが駆け巡りました。
秋には凱旋門賞の期待も高かっただけに残念でなりません。
さて今週からは3場すべてローカル、本格的な夏競馬のスタートです。
中京では1200m のCBC 賞が行われます。
今年の高松宮記念は超高速馬場となり、ビッグアーサーが1分6秒7という破格のタイムを出しました。
今回もそれなりの時計となるのでしょうか。
上は58,5、下は48、上下10キロ以上の差があるハンデ戦です。
人気的にはエイシンブルズアイが中心になるでしょうね。オーシャンS 勝ちに高松宮記念5着からも妥当なところでしょう。
当方の狙いはスノードラゴンとしました。
スノードラゴンは芝レースの勝ち星が1回だけ、それもG1の2014年スプリンターズS です(同年の高松宮記念は2着)。以前はダートで活躍していましたから。
あのスプリンターズS の時の鬼脚は忘れることが出来ません。
その年は新潟競馬場ということもあったでしょうが、大外を1頭だけ次元の違う脚で差しきりました。鞍上の大野騎手は初のG1 勝利でした。
8歳という高齢に58,5キロのトップハンデと厳しい条件でしょうが、G1 馬の気概をきっと見せてくれるでしょう。