京都駅ビルで開かれている「武豊展」に足を運びました。
スーパークリーク、メジロマックイーン、エアシャカール、キズナ、そしてディープインパクトなどなど、時代を彩った名馬たちの雄姿がズラリと展示されています。
30年が凝縮した時の空間を堪能しました。
作家の伊集院静氏との対談VTR の中でディープインパクトについて「(数々の強い馬に乘ってきたが)こんな馬がいるのかと思った」と発した武豊騎手の言葉が胸の奥深く残っています。
さてG1 の連続開催も終わって、宝塚記念を残すのみとなりました。
今週は東西でG 3が2つ組まれています。
東京のエプソムカップに注目しました。
迷わずフルーキーです。デビューの頃からこの馬は知っています。
この馬は常に人気になってきました。
これまで20戦のうち1番人気が11回もあります。
デビュー戦から直線の脚は光るものがありました。デビューは3歳の春と遅かったのですが、8月の小倉と9月の阪神と500万下、1000万下と連勝して菊花賞に駒を進めました。初めての重賞がG1 でした。
初めの頃は1600m 、その後1800m まで距離をひろげてきましたが、どうみても3000m は長すぎるとみられていました。
でも6着と善戦、この馬の強さの一端を示した気がしたものです。
3年前、エピファネイアが圧勝した菊花賞です。
その後は重賞に挑み続けます。しかしそこそこ上位には来るものの、突き抜けるまでには至りませんんでした。
昨年のエプソムカップにも出走、エイシンヒカリの4着でした。 ただこの時は2着がサトノアラジン、3着がディサイファですから、レースレベルは相当高いものでした。
もどかしいレースを続けていても、年齢を重ねるにつけて、じわじわと力をつけていたようです。
念願の重賞制覇は昨年12月阪神競馬場のチャレンジC (芝1800m )でした。
今回と同じデムーロ騎手で直線弾けました。
追わせるデムーロ騎手はこの馬にピッタリだと思います。
今回も恐らく人気になるでしょう。
最大のライバルとみられるルージュバックとは4キロ差の重量を背負いますが、今回は強くなったフルーキーを披露してくれるのではと期待します。
新馬戦も始まりました。春夏秋冬、競馬というのはどの季節も見逃せません。