馬券を買う側にとってそれぞれのレースが点ならば、点と点が結びついて線になるということを実感しました。
線、つまり流れの重要さです。
朝日杯FSのマグレ当たりで取り巻く状況が劇的に好転しました。脆弱な私の頭の中に余裕が生まれました。
有馬記念は奇をてらうことはせず、冷静に馬券を組み立てることが出来ました。
まずは大好きなリスグラシュー、私の中の信頼度は1番です。一連の強い勝ちっぷりからも文句なしの軸です。
絶対女王アーモンドアイとの2頭軸も考えましたが、気がかりなことがありました。
アーモンドは熱発で香港を回避してここへ回って来ました。本来のプランでは有馬を使う予定がなかったことが引っかかりました。陣営はこのコース形態は不向きとみていたのではないかとの疑念が残りました。
もちろん、あれだけの馬ですからアッサリ勝つケースも想定しました。
2頭軸は心配だったので、もう1頭3歳馬サートゥルナーリアを加えました。天皇賞・秋は通用しませんでしたが、神戸新聞杯の強さが忘れられませんでした。
人気上位3頭を軸にした安全運転です。
アーモンドに「逆らうな」と「逆らえ」を両方取り込んだ軸の作り方です。
ブログのタイトルも「アーモンドを負かせるならリスグラシューかサートゥルナーリアしか思い浮かばない!」としました。
この3頭軸が思わぬ好配当をもたらすことになったのです。
ヒモには3歳馬の残り2頭ワールドプレミアとヴェロックスを迷わず選びました。
有馬記念はここ10年で3歳馬が5勝、2着2回、3着2回という傾向を重視しました。
さらにジャパンCを制したスワーヴリチャードも加えました。真っ先に消したい馬でしたが、絶好枠を引いたので念のために入れておきました。
馬券は3連単フォーメーションで攻めてみました。
1人気 2人気 3人気
1人気 2人気 3人気
1人気 2人気 3人気 4人気 5人気 8人気
200円✕24点=4,800円
1人気 2人気 3人気
1人気 2人気 3人気 4人気 5人気 8人気
1人気 2人気 3人気
100円✕24点=2,400円
これにリスグラシュー1頭軸相手8頭の
3連複100円✕28点=2,800円を保険の意味合いを兼ねて買い足しました。
合計10,000円
リスグラシューの単勝もとも思いましたが、朝日杯がキリのいい計1万円で的中したのでげんを担いで今回も計1万円に合わせました。
レースの結果は6→10→7
2人気→3人気→4人気で決まりました。
勝ったのはもう1頭の女傑リスグラシューでアーモンドは9着と惨敗しました。
私が驚いたのは払戻金の数字でした。
3連単57,860円
3連複10,750円
2人気, 3人気, 4人気の順でこんなにも付くのですね。自分の中ではオーソドックスな本命買いのつもりでしたから嬉しい誤算です。
単勝オッズ1,5倍のアーモンドが圏外に吹っ飛んだことで配当が跳ね上がったのですね。
今回の強力メンバー(G1馬が11頭うち今年G1を制した馬7頭)が揃った中、1,5倍という圧倒的な支持はなんぼなんでも行き過ぎと思いますが、、。
普段は競馬をしない人たちも参加する有馬記念ならではの現象なんでしょうか。
レース内容の分析はプロに任せるとして、5馬身も突き抜けた圧巻の走り、直線で内から外へ出す際のレーンの芸術的な手綱さばき、リスグラシューの衝撃的なラストランでした。
冒頭にも触れましたが、朝日杯のおかげで切羽詰まる状況から脱却できたからこそ、今回のような買い方がうまく好配当を呼び込んてくれたと思います。
阪神カップとのダブル的中でいい週末になりました。
馬券下手の経験上、的中もここまででしょう。この先はハズレ続きになるのが目に見えています。
用心に用心を重ね、ホープフルSで馬券納めです。