やっぱりなあ、、
マイルチャンピオンシップのダノンキングリーは同じ名前でも私の知っているダノンキングリーとは別の馬でした。
私の競馬友だちの中○君のヨコテン嫌いは競馬仲間ではつとに有名である。
以前に何度か痛い目にあったそうで、彼曰く「あのオッサンだけはよう分からん。とてもじゃないけど買うなんて、、」
横山典弘は重賞174勝を誇る一流のベテランジョッキーです。
大向こうを唸らせる騎乗で何度もファンの喝采を浴びて来ました。
レースでは何をするか分からない個性派ジョッキーでもあります。
マイル本番の2週間前に悲劇が起こりました。浦和競馬場のJBCレディスクラシックで戸崎がスタート直後に落馬して大ケガを負いました。
ダノンキングリーとはデビューからずっとコンビを組んで来たジョッキーです。
毎日王冠を出遅れながら直線だけの競馬で圧勝しマイルチャンピオンシップで戸崎&キングリーが悲願のG1に輝く青写真でした。
それが極上の素材を活かした料理づくりの仕上げの段階でシェフが交替するような気分です。
「代役は誰になるんやろ」
ダノンキングリーの鞍上に横山典と発表された時は「ええっ!」と声が出ました。
ポツン一人旅のおっちゃんか。
横山典が戸崎より上手いとか下手の問題ではありません。敢えて言えば相性です。これはまずいことになったという直感です。
多くのキングリー派の人たちはこの騎手交替をどのように受け止めたのか聞いてみたいものです。
私は早くから今回のレースはキングリーが勝つと決めつけていました。
決めつけを解くことも考えたのですが、キングリーが勝った際には後悔することになると思って当初の通り勝負してしまいました。
この辺の石頭が勝負の分かれ目でした。
まずい直感は悪い方向に向かいます。
レース当日は直線の内側が全く伸びない馬場でした。
スローの展開でバラけずに馬が密集状態で直線に入ったため、1番枠のダノンキングリーは外に出せずにインを突くも全く弾けません。
今回の展開では仕方がなかったかも知れません。
前回の大反省⑤で記したように2者対決で私が選んだ方は必ず負けるのです。
2つに1つは今回も失敗、もう1頭のダノンプレミアムは優勝は逃したものの安定した走りで2着に入りました。
ゴール前で豪快に差し切ったインディチャンプはモーリス以来の春、秋連覇を達成しました。
大レースに強い池添の本領発揮ですね。
インディチャンプの池添も急遽の代役という皮肉な結果でした。
事態の急変になすすべもなかった私、負けるのは当然でしょう。