人様に競馬を語るのが恥ずかしいぐらいの惨敗ぶりでした。
つくづく競馬には向いていません。
アーモンドアイは呆れるほど強かったです。
アーモンドアイの単勝オッズは1,6倍、対してサートゥルナーリアは3,4倍と思ったより開きがありました。
私と違って多くの人がアーモンドを上位に見ていました。ファンの目は確かでした。
仲間がみんな幸せになっている中、自分だけが不幸のドン底に突き落とされた気分です。
競馬をしていて一番辛いのは魂を込めて買った馬が直線でズルズル下がっていく場面をみることです。
直線に向いて逃げるアエロリットを捕らえるかと思う間もなく、横を走っていたダノンプレミアムに交され、インからアーモンドが伸びて来ました。
サートゥルは電池が切れたように弱々しく下がっていきます。
泣きたい心境です。レースが終わる前に虚脱感に襲われました。
いったいどうしたのか訳がわかりません。
あの神戸新聞杯のぶっちぎりは何だったんでしょうか。
要はあのレースの勝ち方に惚れて騙されたのです。騙されたのは自分に馬の能力を見抜く力がないからです。
3歳馬がなかなか通用しないレースというのは十分認識していたのですが、サートゥルなら勝てると思ってしまいました。
もう一つ、よくよくふり返ると私はサートゥル派ではありませんでした。
皐月賞でもダービーでもダノンキングリーを本命にしていました。
ダービー時にはサートゥルに不安を感じていたぐらいだったのです。
それが神戸新聞杯で一転してサートゥル現役最強説に変わってしまいました。
こんな私ですから、この先のG1シリーズで的中馬券を手にするなんて土台無理な話です。