馬の前に、馬

馬券下手が競馬をすれば、いかに負けるかを実証

皐月賞 ファンディーナ 過剰人気か?規格外の名牝か? 結論「わからん・・」 20年前の皐月賞の思い出

 牝馬ファンディーナが売れに売れています。
 
 69年ぶりという偉業達成への期待は大きく膨らんでいます。
 3戦して全て楽勝、先行して最速の上がりで後続を引き離す走りは衝撃的です。レース内容について、多くの専門家がラップを示しながらこの馬がいかに凄い馬なのかを分析してくれています。
 ジェンティルドンナの背中を知る岩田騎手も能力の高さは折り紙をつけています。
 飛び抜けた牡馬がいない今年の世代相手なら優勝が現実味を帯びて来たようにも感じます。

 10年前のダービーを制したウオッカの再現はあるのでしょうか。
 ウオッカのダービー挑戦の際は今年のムードとは少し違いました。もちろん話題にはなりましたが、今回のファンディーナのように断トツに支持されていた訳ではありませんでした。

 ウオッカは3番人気で単勝オッズは10,5倍ですから、期待値は今回とは大きな差がありました。
 それだけに3馬身も引き離す豪快な差し切りに度肝を抜かれました。そしてこの快挙は歴史に燦然と輝いています。

 個人的にはファンディーナの晴れ姿を、歴史的な瞬間の目撃者となって酔いしれてみたいと願っています。
 ただ心配なのは余りにも人気していることです。 

 不安点も多々指摘されています。ご存知の通り一線級の牡馬との対戦がない、スローの先行ばかりで揉まれた競馬をしていない、ローテーションがきついとかです。

 プロの予想家でも推す人と懐疑的な人に二分されています。
 当方も揺れまくって最後まで結論は出ません。
 走ってみないと分からないというのが本音です。

 実を言いますと、共同通信杯が終わった時点で四位がデビューから乗っているスワーヴリチャードでいくと決めていました。
 そんなとこへファンディーナの皐月賞参戦の表明でした。
 
 今回は馬券を離れて観戦だけにしようかとも思いましたが少しだけの観戦料馬券です。

 ファンディーナとスワーヴリチャードの2頭の応援馬券です。

 馬券は
  馬連の2ー8を 1,000円
  馬単の2ー8を 1,000円
  単勝2番を 2,000円(オッズが魅力なので)
      合計4,000円



 2017年収支
  購入金額 137,500円
  払い戻し  88,240円


 皐月賞過去10年の成績が紙面に掲載されています。馬名を1年づつ確認してみたら的中はゼロだったことが改めて分かりました。
 そんな相性の悪い皐月賞ですが、1度だけ天国を味わったことがあります。
 ちょうど20年前、1997年の皐月賞です。まだ馬単や3連複、3連単が発売されていない時代です。
 1番人気は後に天皇賞春を制するなどG1戦で活躍したメジロブライトでした。
 
 私は前走の若葉Sの勝ち方が鮮やかだったシルクライトニングという馬から総流しを300円づつ買いました。
 このレースには好きだったブライアンズタイム産駒が5頭出走していました。
 内枠から2番シルクライトニング(10番人気)
、6番エリモダンディー(8番人気)、9番セイリューオー(9番人気)、15番ヒダカブライアン(3番人気)、18番サニーブライアン(11番人気)です。
 このブライアンズの子5頭をボックスで千円づつ10点追加しました。

 レースは途中から先頭に躍り出たサニーブライアンがそのままゴールし、シルクライトニングが直線追い込んでクビ差の2着に来ました。
 配当は馬連 2ー18が何と51,790円も付きました。
 その日、すぐに京都の大丸でスーツとジャケット、ズボン、シャツしめて17万円分を買い込みました。(当時は服も高かった)
 長い馬券人生の中でも滅多にないいい思い出です。
 こういう事もあるから競馬はやめられないのです。