春のG1 シリーズも今週末のオークス、次週のダービーと東京競馬場もお祭り気分が一層盛り上がります。
こちらは一向に的中馬券を手にすることができません。このまま、宝塚記念まで黒星街道を走りそうです。
ジュエラーの離脱で今年のオークスはシンハライトが文句なしの主役です。この馬の強さについては説明不要ですね。
勿論1番人気は確実です。
桜花賞で3着と力を示したアットザシーサイド、この確かな末脚は今回も上位争いの1頭とみていいでしょう。
別路線からはチェッキーノですね。不利とみられた大外の18番枠も何のその、フローラS での直線は豪快な伸び脚のワンワンショーでした。
東京の2000m での圧勝ぶりから、この馬が2番人気に推されるかも知れません。
ルメール騎手から戸崎騎手への乗り替わりも問題ないでしょう。
ただ、フローラS で衝撃的な走りというとあの馬の名が思い浮かびます。
ジェンティルドンナが5馬身ぶっちぎった2012年のオークス。1番人気に支持されたミッドサマーフェアのことを。フローラS の強烈な勝ちっぷりが評価されましたが、本番では13着と大惨敗に終わりました。
ミッドサマーフェアはオークスの後も15戦しましたが、遂に勝利することはありませんでした。
まあチェッキーノは大丈夫でしょうが、チラッと頭をよぎりました。
シンハライトにとって、チェッキーノが不気味な存在であるとは思います。
忘れな草賞勝ちのロッテンマイヤーは8枠17番という大外が辛くなりました。
他にもフラワーC 馬のエンジェルフェイス、スイートピーS 1,2着のジェラシーやフロムマイハートらが上位をうかがっています。
今回私が気になる1頭は、四位騎手が手綱を取るペプチドサプルです。
マンハッタンカフェ産駒で母父がサクラローレル、栗東木原厩舎の管理馬です。
この馬は早くから目をつけていたので、抽選をクリアしてほっとしました。
ペプチドサプルは今回の有力馬たちの多くと既に顔をあわせています。
1月の紅梅S (京都1400)ではシンハライトからコンマ2秒差の4着。
3月のアネモネS (中山1600)ではチェッキーノからコンマ2秒差の3着。
4月の忘れな草賞(阪神2000)はロッテンマイヤーからコンマ1秒差の2着。
それぞれ完敗ですが、大敗はなくそこそこの競馬をしています。今回は距離が2400m だけに血統面からは魅力があります。こればっかりは走ってみないと分かりませんが。
枠は3枠5番といいところを引き当てました。
乗り役の四位騎手は以前はG1 の常連でした。
東京の2400のダービーでは牝馬ウォッカ、そしてディープスカイで連覇も果たしています。
騎乗技術は天才肌で、四位騎手を目標としている若手騎手も多いと聞いています。
ペプチドサプルの力を最大限に引き出してくれると期待します。
日刊スポーツの記事によると、武英助手は「追い切りはどこまでも伸びそうなぐらい手応えが良かったし、この馬にはかなわないと思う馬はいないので楽しみはある」とのことです。
どこまでも伸びる、かなわないという馬はいない、頼もしいコメントじゃないですか。
ワクワクしてきますよ。
この春、桜花賞、天皇賞と2度に渡って、ハナ差というよりセンチ差でタイトルを逃している池添騎手が無念を晴らせるのか。
今年のオークスはシンハライトを巡る闘いです。