皐月賞の枠順が発表されました。注目の3強は内から順にマカヒキが2枠3番、サトノダイヤモンドが6枠11番、リオンディーズは8枠16番となりました。
単勝1,5倍メジャーエンブレムの桜花賞ショックを引きずっています。
今回も私の推す馬は来ないのではないかと弱気の虫が顔を出してきました。
今年の皐月賞は、早い段階からサトノダイヤモンドと決め込んでいました。
デビュー前から話題になっていた馬で、これまで3戦3勝、レース内容も非の打ちどころがないと感じていました。自在性に富み、上がりの脚も全て最速を記録しています。
でも思い込みの危うさを、メジャーエンブレムで身をもって体験したばかりです。
先月のブログでも触れましたが、昨年も3強の皐月賞でした。1番人気はサトノクラウンで3,1倍、リアルスティールが3,8倍で続き、ドゥラメンテは4,6倍の3番人気でした。
クラウンは2頭との対戦は初めてで、ドゥラとリアルは共同通信杯で顔を合わせてリアルがドゥラを下していました。
結果は人気とは逆の順にドゥラが1着、リアル2着、クラウンは6着に終わりました。
さて今年の皐月賞、マカヒキとリオンディーズは弥生賞で激突、マカヒキがゴール前でリオンをクビ差かわしました。
ダイヤモンドは昨年のサトノクラウンと同じように2頭との対戦はありません。
そこで2頭と比較して、サトノダイヤモンドの力量をどう計るかがポイントになります。
個人的には完成度の高さが2頭よりも上としていましたが、メジャーエンブレムの敗戦で大きく揺らいでいます。
もしかしたら、また読み違いをしているのではないかと。
どうもサトノダイヤモンドがメジャーエンブレムにイメージがだぶるのです。メジャーもライバル2頭との対戦がありませんでしたし、どちらもルメール騎手というのも気がかりな点です。
桜花賞になぞらえるなら、チューリップ賞でハナ差負けて、本番でハナ差制したジュエラーがリオンディーズ、シンハライトがマカヒキの感じです。
リオンディーズはジュエラーで桜花賞を勝利するなど、G1 を勝ちまくるデムーロ騎手だけに、またまたこの馬にやられてしまう怖さがあります。
ただ外枠16番はどうでしょうか。
マカヒキはダイヤモンド同様、3戦無敗で全て上がりは最速、父も同じくディープインパクトです。
末脚の威力はこの馬が一番かも知れません。
枠も絶好です。ここ2戦はルメール騎手が乗っていただけに、ルメール騎手としてはこの馬には負ける訳にはいきません。
マカヒキ、リオンディーズともに弥生賞で2分を切っているのは強さの証明です。
頭の中をグルグル回して検討していた時に、6年前のあのレースを思い出しました。
初めてその騎手の名前を叫んだ事を。
「ルメール!」
2010年、2月21日、東京最終R ダート1600m
人気薄のナニハトモアレという馬が後方から直線に向いた時に「ルメール!」と思わず声が出ました。
外から凄い脚でぶっこ抜いて単勝2710円。
この日ボロボロだった私を救ってくれたのです。
長いこと競馬をしていると、記憶の彼方に消えていたレースがふいに浮かんで来たりします。
初志貫徹、サトノダイヤモンドに賭けてみます。
頭の中にまだ不安が横たわっていますが、もし別の馬に変えてダイヤモンドに勝たれたら、それこそショックが倍増するでしょう。
こんな勝利者インタビューを想像してみました。
「桜花賞は期待に応えられず悔しかった!皐月賞はどうしても勝ちたかった。勝てて良かった!」
さて現実はどうなるでしょうか。
ハイレベルな皐月賞です。
ワクワクしたいのですが、ドキドキハラハラしながら迎えようとしています。