ご承知のようにミルコ・デムーロ騎手が中山記念をドゥラメンテで制して、開催5日連続の重賞勝利を達成しました。
毎度、毎度、勝利インタビューで「凄い、凄い」
「強い、嬉しい!」と日本語で語るデムーロ騎手の笑顔を見せられています。
他の騎手はなすすべもなく、まさに向かうところ敵なしです。
重賞5連勝の馬を改めて記します。
京都記念 サトノクラウン 6人 920円
京都牝馬S クイーンズリング 1人 470円
フェブラリーS モーニン 2人 510円
アーリントンC レインボーライン 4人680円
中山記念 ドゥラメンテ 1人 210円
これを見ても分かるように、決してガチガチの本命馬ばかりに騎乗したのではありません。
ドゥラメンテを除いては、デムーロ人気にかかわらず、単勝が470円から920円とそこそこの配当金となっています。
これは重賞でのデムーロ騎手の神がかり的な勝負強さを如実に示しています。
各馬の特性に合わせて、時には大胆なレース運び、絶妙な仕掛けのタイミング、とりわけゴール前の接戦における際立つ強さなど、冴えに冴えた騎乗ぶりには恐れ入るだけです。
乗れば勝つというイメージのデムーロ騎手の5日間の成績を調べて見ました。
各日のレース順に並べました。
2月14日
2着 2着 2着 3着 7着 4着 1着 2着
(1着はサトノクラウン 京都記念)
2月20日
8着 2着 8着 2着 2着 4着 2着 6着 1着
(1着はクイーンズリング 京都牝馬S )
2月21日
11着 6着 6着 3着 6着 15着 6着 3着 1着 9着
(1着はモーニン フェブラリーS )
2月27日
3着 1着 4着 4着 9着 2着 10着 5着
1着 7着
(後半の1着レインボーライン アーリントンC)
2月28日
13着 7着 16着 1着
(1着はドゥラメンテ 中山記念)
意外や意外、重賞とは裏腹にその他のレース着順はデムーロ騎手にしては物足りません。
5日間で重賞の5勝以外には僅か1勝止まりです。
これをどう評価していいものやら。
大きなレースになれば無類の強さを発揮する証でしょうか。
まるで本人の1日のピークを、メインの重賞に合わせて持ってきているように思えるほどです。
この結果は単なる偶然かも知れません。
今週からは、朝から条件戦でも勝ち星を伸ばすことになるのかな。
さて重賞施行機会5連勝は、98年の武豊騎手に並ぶ記録なんですね。
デムーロ騎手は今週の土曜日のチューリップ賞でジュエラー、日曜日の弥生賞ではリオンディーズという有力馬に騎乗します。
記録更新のかかる週末も、またまたデムーロ様が主役になるのでしょうか。