立春前後に行われるきさらぎ賞の声を聞くと、春のクラシック近しと感じます。
昨年はルージュバックが圧巻の強さで無傷の3連勝、牝馬としては51年ぶりの快挙に沸きました。
怪物とまで言われたルージュでしたが、桜花賞でまさかの9着に沈みました。その後もまだG1 に手が届いておりません。
近年のきさらぎ賞の勝ち馬を見ると、リーチザクラウンやワールドエースなどクラシックでも一番人気に推された馬もいますが、なかなかタイトルに繋がっていません。
07年の勝ち馬アサクサキングスが菊花賞を制したのを最後にクラシック馬は出ていないのですね。
(11年のトーセンラーは13年のマイルチャンピオンCを勝利)
きさらぎ賞と言えば、おととし14年にトーセンスターダムとアタマ差2着したバンドワゴンが復帰するというニュースも入って来ました。
2月13日の1000万下ダート1800m で2年ぶりでターフに姿を見せることになりそうです。
バンドワゴンはデビュー戦で、皐月賞や有馬記念で2着したトゥザワールドに6馬身差、続くエリカ賞でも5馬身差の圧勝とその逃げっぷりは鮮烈に覚えておられるファンも多いことでしょう。
とりあえずダートから始動のようですが、これは見逃せません。
さて今年のきさらぎ賞は超高額馬、2頭合わせて5億円馬の対決再びという話題で持ちきりです。
サトノダイヤモンドはルメール騎手。
ロイカバードは武豊騎手。
どちらも父はディープインパクトです。
新馬戦の時から5億円対決は注目を集めました。
昨年の11月、 京都内回り芝2000m戦、たまたまライブで観戦しました。
レースは超スローで流れました。2番手を進んだサトノダイヤモンドが楽々と抜け出して、追ってきたロイカバードを封じました。
着差は0,4秒、2馬身半ですからサトノの完勝と言っていいでしょう。
サトノは2戦目は中団から豪快に差しきり勝ち、ロイカバードも未勝利、500万を連勝と調子を上げて来ました。
今回の再戦、サトノダイヤモンドが1番人気、ロイカバードが2番人気で間違いないでしょう。
2頭であっさり決まるのか、他馬が割り込むのか、何れにしてもクラシックを占う意味でもじっくり観たいものです。