馬の前に、馬

馬券下手が競馬をすれば、いかに負けるかを実証

シルクロードS は豪華メンバー  今年の短距離界を占う白熱の戦い

 京都は雨が降り続いています。週末の馬場状態が気になるところです。

 先週は1年7か月ぶりの復帰戦となったショウナンマイティはかわいそうな結果となりました。
 レース中に故障を発生して途中で走るのを中止しました。年齢的にも再起は厳しいでしょう。

 一方で昨年の3歳クラシック2冠馬ドゥラメンテが復帰に向けて、今週に初時計を出したというニュースも入って来ました。1か月後の中山記念への出走が予定されているという事です。

 さて今週のシルクロードS は好調馬、短距離界を背負って行きそうな馬もいてワクワクします。
 注目したい馬もたくさん出走します。

 まずはビッグアーサーです。デビューから1200m ばかり使われていきなりの5連勝。「この馬はG1 を獲れる」と思った人も多かったのではないでしょうか。ただちょっと今は足踏みしている感じです。
 重賞には3度挑戦しましたが、2着が2回に3着が1回とタイトルはお預けとなっています。
 今回は主戦の藤岡康太騎手からデムーロ騎手への乗り替わりです。ここ2走はズバッと切れる脚が物足りないだけに、デムーロ騎手がどう乗りこなすのかですね。

 ダンスディレクターは早くからその差し脚は目を見張るものがありました。ここ2戦、重賞で続けて2着、阪神Cでは1400m ながらビッグアーサーに先着しています。これまで15戦して1着5回、2着6回と上々の成績です。浜中騎手も手の内にいれています。

 サトノルパンも京阪杯でビッグアーサーを下して初の重賞勝ちと充実の時です。1200m は2戦2勝と距離を縮めたのが功を奏しています。
 ディープにエリモピクシーですから血統面の魅力もありますね。あとはハンデ57,5キロが課題でしょう。

 このレースを盛り上げるのが強力な先行勢の存在です。
 ネロは快速という表現がぴったりの馬です。
 ここ2走が断然の人気に応えて文句なしの快勝です。馬場が緩くなるのは歓迎だと思います。

 ローレルベローチェも3連勝で頭角を現してきました。いずれも逃げて他馬に影を踏ませぬ逃げっぷりです。

 逃げ馬といえばアクティブミノルもいましたね。
ここ2走は大敗でも重賞2勝の実績は無視できません。今回もハナを主張するでしょう。特にベローチェにとっては厄介な存在になるかもしれません。

 他にも恐い馬がいます。アースソニックです。
 ここ6戦2着と3着を繰り返しています。
 後方に位置してもゴール前ではいつの間にか上位に飛んできます。頭はないとは思いますが、ヒモにはというタイプですね。

 見どころ満載のシルクロードS です。
 恐らく1番人気となるビッグアーサーが重賞を制してG1 獲りへの布石とするのを期待していますが、いずれにしても、このレースの覇者はG1 戦線でも有力候補になることは間違いないでしょう。

 差し比べになるのか、逃げ比べになるのか、息もつけないスプリント戦を堪能したいものです。