この日、京都競馬場でこんな凄いモノを観れるとは思いもよりませんでした。
言葉では言い表せないほどのインパクトです。
1週間前、日経新春杯の出走予定馬の欄をスポーツ紙で見た時は、全体的に寂しい顔触れやなあという印象でした。
関連する記事も、焦点は3連勝中の新星シュヴァルグランが重賞もあっさり制覇するかの一点でした。
実際、シュヴァルは断トツの人気に支持されました。
しかし主役はシュヴァルではなく、川田騎手騎乗のレーヴミストラルでした。
まさにミストラルのワンマンショーでした。
最後方をトントコついていくレースぶりに大丈夫かなと心配したぐらいでした。
それがどうでしょう。
四角でもまだどん尻でしたが、大外に回すと直線は並ぶ間もなくシュヴァルに2馬身の差をつける豪快な勝ちっぷりでした。
レースの上り3ハロンは33秒1、これまでのレース最速の上りタイムを0,5秒も上回りました。
他馬が止まって見えたのも頷けます。
レーヴミストラルはこれまで青葉賞を勝ったものの、ダービーでは9着といいところなしでした。
昨年11月のアルゼンチン共和国杯ではゴールドアクターの3着と片鱗を見せたと思ったら、続く金鯱賞では8着と成績にムラがありました。
今回は舞台が合ったのでしょうね。
ようやく秘めたる素質が一気に開花したようで、今後のG1戦線 でも存在感が増すでしょう。
また来月で定年となる松田博資調教師への大きなプレゼントになりました。
その松田博厩舎、今までにもブエナビスタやハープスターなど、驚異の末脚を持つ逸材を送り出しています。
馬の育て方にきっと何かがあるのでしょう。
ところで愛知杯で期待したマキシマムドパリは4着に終わりました。
やっぱり私が軸にすると走ってくれません。
スタートですっと出れず、脚を使って前につけましたが、4コーナーから騎手が追い通しで食らいついたものの脚は残っていませんでした。
よく4着に入ったぐらいです。
一番の不安が的中しました。
ヴェロン騎手よ、、、ああー