「春のG1 を獲った馬の実力を証明できて良かった」とレース後語った川田騎手の言葉に、すべてが集約されているように思いました。
体育の日の祝日に行われた京都大賞典(芝2400m 外回り)は一番人気のラブリーデイが直線馬群を割って抜け出し、秋のG1 戦線へ向けて好スタートを決めました。
これでラブリーデイは今年になってから5度目の重賞制覇です。今年の中山金杯で初めて重賞馬になってから短期間で、こんなに強く変身した馬は過去に記憶が無いぐらいです。
今回の京都大賞典は、秋の大きいところを目指すラブリーデイが、どの程度の仕上げで臨むのかが焦点でした。休養明け初戦に加えて、ハンデ頭の58キロと距離延長に、私は一抹の不安を抱いていましたが、杞憂に終わりました。
それどころか直線で抜け出した脚は、これまで以上のパワーがついて、さらに強くなった感があります。
前日の毎日王冠を逃げ切ったエイシンヒカリと顔を合わせる天皇賞が、ますます楽しみになってきました。