やはり女子が強かった!
スプリンターズS は戸崎騎手のストレイトガールが直線一気の末脚で、一番人気に応えました。
6歳になってから5月のヴィクトリアマイルに続いてのG1 制覇で、国内のラストランに花を添えました。
昨日から3強女子トリオの単勝オッズの人気を観察していました。ほどなくしてベルカントが先行してストレイトガールとウリウリが競るという形になりました。レース当日の午後を過ぎてもベルカントが一番人気でしたが、レース時刻が近づくに連れてストレイトガールが追い上げて、一番人気に躍り出ました。ファンの方もよく分かってらっしゃいますね。
ストレイトガールは早くから重賞戦線に乗った馬ではなく、条件戦から勝ち上がって来ました。
プロ野球で言えばファームで揉まれて力を付け、一軍でタイトル争いをするまでになったような馬です。
叩き上げのタフさというか強靭さを感じます。
これまでの戦績を簡単に振り返ってみましょう。
デビュー戦は10番人気で11着、2戦目の未勝利戦で1着となるも、その後はずっと凡走が続きました。
ストレイトガールは北海道で強くなった馬です。
4歳の夏の函館で500万下からオープンのUHB 賞まで4連勝して注目されるようになりました。
初重賞勝ちは5歳2月、京都競馬場のシルクロードS (芝1200m)でした。このレースは目の前で観戦しました。その強かったこと、断然人気のレディオブオペラを子ども扱いするほどの切れ味でした。
その後はG1 レースで2、3着と惜しいレースを繰り返し、6歳になった今年見事に花開きました。
ラストランとなる香港スプリントへの期待も脹らみますね。
2着は牡7歳のサクラゴスペル、3着は牝5歳のウキヨノカゼが入りました。
私が気合を込めて買ったミッキーアイルは直線で先頭に上がる場面も一瞬ありましたが、粘りこんでの4着が精一杯でした。
打倒女子はなりませんでした。
「ストレイトガール」
あたかも強い女子を象徴するようなスプリンターズステークスでした。