夏競馬が終わったと思ったら、もうG1 の季節がスタートします。第1弾が日曜日のスプリンターズS (中山競馬場芝1200m )です。
このスプリンターズステークスには、個人的にも忘れられないレースが数多くあります。
1994年は短距離王サクラバクシンオーが4馬身もぶっちぎって連覇を果たしました。
1996年はフラワーパークとエイシンワシントンの死闘。長い写真判定の末、僅か1センチ差でフラワーパークに軍配が上がりました。
1998年は単勝1,1倍のタイキシャトルが3着に敗れて、場内は悲鳴に包まれました。
2000年は最低の16番人気ダイタクヤマトが勝って、単勝25,750円の配当に唖然としました。
2008年は幾度の手術から再起した上村騎手がスリープレスナイトで涙のG1 初優勝。
2012年はロードカナロアが同厩舎のカレンチャンを差しきってG1 初制覇、世界のロードカナロアへの第一歩となりました。
上記以外にもスプリンターズS には思い出がいっぱい詰まっています。
さて今年はG1 常連馬に新興勢力が加わって、
どんなレースとなるのでしょうか。
今回の特徴を並べて見ました。
▼強力な女子トリオ
恐らく上位3頭は牝馬が占めるのではと見られています。強烈な差し脚で春から急激に力をつけた
ウリウリ牝5。 タフさと安定感が光るストレイトガール牝6、ヴィクトリアマイルで悲願のG1 。
完璧な運びで重賞連覇中のベルカント牝4。
それぞれ世代がずれているのも興味深いところです。
▼先行争いも激化
ハクサンムーン牡6,アクティブミノル牡3。
セントウルS ではアクティブミノルがハナ争いを制して逃げ切りましたが、今度はハクサンムーンも黙ってないでしょう。6歳と3歳のスピード比べも見ものです。またミッキーアイルも今回は快足を飛ばして来るかも知れません。
▼夏の上がり馬の伏兵も
ティーハーフ牡5,ウキヨノカゼ牝5。
どちらも末脚自慢でこの夏、北海道で重賞をゲット、展開が向けば昨年のスノードラゴンのように。
▼抜けた人気の軸馬が不在
かつてのタイキシャトルやロードカナロアとはいかないまでも、単勝オッズが3倍を切るような馬は多分いないでしょう。
スプリンターズS の予想の方は枠順発表を待ってからになるでしょうが、木曜、金曜の雨量もレースに影響を与えるかも知れません。
レース直前まで迷うことになりそうな気がします。
秋の最初のG1 は是非とも的中して、スタートダッシユを決めたいものです。