馬の前に、馬

馬券下手が競馬をすれば、いかに負けるかを実証

キタサンブラック単勝1250円  わが馬券心理の罠

 セントライト記念は6番人気のキタサンブラックが完勝、断然の1番人気サトノラーゼンは7着と精彩を欠きました。
 キタサンブラックの単勝がボードに1250円と表示された時、私は思い込みというか馬券心理の罠にはまってしまったことを痛感しました。
 キタサンブラックを軸に、特に単勝を買った方々には敬意を表します。
 キタサンブラックといえば、世代トップ級のリアルスティールを下して、無傷の3連勝でスプリングS を制しました。さらに皐月賞でもドゥラメンテの3着に好走しています。いずれもセントライト記念と同じ中山競馬場です。
 今回のメンバーの中で実績からキタサンに対抗できるのは、京都新聞杯1着、ダービー2着のサトノラーゼンだけでした。
 サトノラーゼンの単勝は2,9倍。これは予想通りで妥当なところでしょう。片やキタサンは6番人気の12,5倍、この人気の開きはいったい何なのてしょうか。
 私もキタサンブラックを軽視してしまいました。
 予想段階で、キタサンについての私の心理を並べて見ました。
①ダービーで14着と大敗している
②母父サクラバクシンオー 距離不安
③外枠13番 ダービーも17番枠
④前週が差しが決まる馬場 先行馬に不利
⑤北島サブちゃんの馬 話題先行
 以上の理由からキタサンを軽視してしまいました。
 この中では、意外と⑤の理由も自分の中では大きかったと思います。「サブちゃんの馬を軸にするのはなんか素人っぽいのでは、、」下手なベテランの意地みたいなものです。
 キタサンブラックの単勝が12,5倍も付くなんて、確かに付き過ぎとは感じても、これが買えないんですよ。
 競馬には思い込みが邪魔をして、失敗することが
再三あります。

 日曜日には菊花賞の前哨戦第二弾となる神戸新聞杯が行われます。思い込みを排除して冷静に予想したいと思っています。