馬の前に、馬

馬券下手が競馬をすれば、いかに負けるかを実証

ペルーサ やはり記憶に残る馬

 遅まきながら、ペルーサの復活V おめでとうございます。ネット上には「涙が出そう」、「信じ続けて良かった」、「勇気をもらった」など喜びや称賛の声が溢れています。改めてペルーサという馬の人気の高さを知りました。何しろ5年3ヶ月ぶりの勝利ですから。これはJRA 史上最長勝利間隔の新記録だそうです。
さかのぼること5年。2010年5月、東京競馬場で行われた青葉賞、デビュー以来3戦全勝で臨んだペルーサのレースは、今でもファンの間で話題になるほどの底知れぬ強さでした。(強すぎるぐらい強かった!)
しかし4連勝で挑んだダービーは出遅れなどで6着に終わります。1着エイシンフラッシュ、2着ローズキングダムでした。同期生にはこの他ヴィクトワールピザなどがいました。
ダービーの敗戦からペルーサは長い長いトンネルに入ります。この間、天皇賞2着などもありましたが、出遅れ癖などもあって凡走が続きました。
途中ノドの手術などで1年8ヶ月の休養もありました。
2015年8月8日、札幌競馬場11レース札幌日経オープン芝2600m 。あの青葉賞勝ちから数えて22戦目でした。出走馬の中にペルーサの名前を見た時、私は正直「ペルーサ、まだ走るの。ルメールでも無理やろ」
と失礼ながら全く軽視していました。
人気も11頭立ての5番人気に過ぎませんでした。
それがこの日のペルーサはスタートから前に付け、
1周目の正面から先頭に躍り出ると、そのままゴールまで逃げ切りました。ルメール騎手の好判断あってのことですが、ペルーサがこんな展開で勝つとは思ってもみませんでした。8歳で2分38秒7のレコードですから、恐れ入りました。

このあとのG1 でもペルーサに出会えそうですね。