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馬の前に、馬

馬券下手が競馬をすれば、いかに負けるかを実証

唯一無二 新潟直線1000メートル

新潟競馬場の直線芝1000メートル戦は、JRA の中でも最も稀少というか唯一無二のレースです。
新潟競馬場が改修されるまでは、国内には直線だけのサラブレッドのレースはありませんでした。
海外の競馬場で行われている直線レースの映像がたまに紹介されるぐらいで、馴染みのないものでした。それでも海外ではマイルの直線レースもあると聞いて、競馬場のスケールには驚かされていました。
2001年に芝1000メートルの直線競馬が新設された時
は大きな話題になりましたね。
いったいどんなレースになるのかワクワクしながらレースを待ちました。
実際のレースは想像していたものとは違って不思議な感じでした。コーナーがない競馬というのは、まったく別ものだという新たな発見でもありました。最初からかどうかは記憶が定かではありませんが、割りと早い時期からレースの形は決まりました。
スタートするやほとんどの馬が進路を外に寄せて、コースの真ん中から外ラチいっばいに殺到するレースが大半になりました。
芝の短距離との相関性については、スピードが抜きん出た馬はともかく、適性は少し違うようです。
データ的には一時ほどではありませんが、外枠有利となっています。また、特に条件クラスでは成績に関係なしにダートを使われてきた馬の好走が目につきました。
テレビ画面を通じて観る立場からは、カメラ位置の関係でしょうが、ゴールインにかけてカメラをパーンすると、内側の馬が前に来て順位が入れ替わるように見えてしまうことが多いのです。、外側を走っている時にトップを走っている風に見えても、最後まで安心出来ません。
この1000メートル戦、予想はとりわけ難解ですが、今も新鮮な感じで好きなレースです。
さてこの直線競馬の最高峰のレースが、真夏の開幕週に組まれているアイビスサマーダッシュ(G Ⅲ)です。
電撃戦と言われていますが、スピードを千メートルずっと維持して走るのはよっぽどの実力馬でない限り大変で、レース途中の攻防も激しくスタミナも問われます。
このレースを連覇したのは08年、09年にかけてのカノヤザクラ、レコードは第2回、2002年のカルストンライトオの53杪7です。カルストンライトオは2004年にもアイビスを制して、この年のスプリンターズステークスに優勝、G1馬に耀きました。
新潟の夏を彩る名物レース、陸上男子100メートルのウサイン・ボルトやかつてのカール・ルイスを彷彿させるような馬の走りで猛暑を吹っ飛ばして欲しいものです。