馬の前に、馬

馬券下手が競馬をすれば、いかに負けるかを実証

強気コメントにご用心

狙った馬が走らずに馬券が外れるや否や、私の口から出るのは「あのコメントに騙された」と。
勿論誰も騙すつもりなんてなく、責任はレースを読めなかった自分のせいなのですが。
競馬面には出馬表とともに、出走馬の談話が掲載されています。調教師や調教助手、厩務員らが馬の状態やレースの手応えを語っています。
私は結構この談話に目を通すほうです。
G1 や重賞、話題の馬のデビュー戦などでは騎手の話も出ています。
強気のコメントが並ぶこともよくあります。
「生涯最高の仕上がり」「普通に出て回ってくれば勝てる」「このメンバーなら力が二枚も三枚も上」「乗り役もこの馬には絶対の自信を持っている」これらはほんの一例で、まだまだいっぱい皆さんも目にしてますよね。
でも実際のレースでは全くいいところなしなんて日常茶飯事です。
それでも私は談話を丹念に読むのが好きで、馬券予想の重要なファクターになっています。
常に強気でラッパを吹く人、いつも泣きのコメントが出る人、調教師らの性格もいろいろです。
近頃は、控えめだけどポジティブな内容を好むようになって来ました。
例えば「昇級戦で時計は一つ足りないが、前走は強い競馬をした」「展開が向けばラストの脚は確かだ」「休み明けの不安はあるが、動きがシャープになった」こんな感じの談話が気になります。
最終レースが終わっても新聞は捨てずに、もう一度談話を読み直すことをぜひお勧めします。
終わってからレース前の談話を読むのも、なかなか面白いものですよ。何やねんこの強気はと突っ込みたくもなりますが。

日曜日は福島で七夕賞が行われます。
全出走馬の談話を参考に、短冊に願いを込める馬を決めたいと思います。